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山茱萸サンシュユ生け花-格花

生け花で山茱萸を生けました 華道
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山茱萸(さんしゅゆ)を格花で生けてみました。黄色お花が可愛い感じです。「さんしゅゆ」とは中国の花木のようです。何か季節の枝ものはないかとお花屋さんに行ってきました。店員さんも名前が解らず山椒と間違えて教えられ調べたら山茱萸でした。

山茱萸の花の時期はちょうど今時の2月から4月、季節の花で春を感じさせる花ですね。

2束を購入したのですが枝ぶりを選んで買ったつもりでしたがバラさないと分からないものですね。多少、暴れている枝です。表裏の見極めに戸惑う...。

山茱萸(さんしゅゆ)とはどんな花?花言葉は?
 

サンシュユは中国原産のミズキ科で中国語で山茱萸と書きます。和名は春黄金花(はるこがねばな)といいます。春を告げる花木です。一斉に黄色い花を咲かせ花が終わると葉でいっぱいになる梅や桜、桃のようですね。秋にはグミに似た実をつけます。実は漢方薬になり滋養強壮や冷え性、免疫力をあげる。

アキサンゴやヤマグミとも呼ばれています。サンシュユの実は食べられます。ヤマグミと聞いて幼少期を想いだしました。甘酸っぱい味です。完熟しないと渋いですよ。

花言葉は…強い愛、成熟した精神、気丈な愛、尊敬、敬う、持続、耐久、強健

庭木としても多いようですね。昔を想いだしヤマグミが食べたくなってきた。

山茱萸を生けた感じは桜の木に近いくらいタメ(曲げ)が利きます。しかし、桜より枝の見極めがわかりずらい枝木です。花付きのせいもあるようです。

山茱萸の生け方 | 格花と生花

山茱萸の格花五本 山茱萸の生花五本
花留めとして:折又木 花留めとして:剣山
余った山茱萸の枝で格花を生け苦戦する 最初に役枝を選別しお生花を生けました
又木を作るのに数回失敗する 枝ぶりが良いと剣山の留りも良くすんなり生けられました。
余りの枝なので花付きも宜しくありません。 山茱萸はタメや粘りもあるので生けやすいでしょう。枝しだいです。
役枝の選別はやはり大切です 枝が良いと生けるのが楽です
山茱萸の生けた感想

最初に生けた画像右のお生花の方が花付きが良いのがわかります。役枝の枝ぶりも初めに選んだので上手く生けられております。

花材は多めに用意したほうが自由が利きますね。
画像右の格花は余りの枝をを用いて幹が太い枝を軸とした格花ですが花付きが余りよろしくありません。幹が太いのでコミを折り留してあります。他の役枝が細く止めるのに苦戦しました。

山茱萸の格花とお生花の生け方を解説
五本を本勝手で生けています。枝ぶりや花つきで表裏を決めて本勝手か逆勝手を判断します。今回の山茱萸の枝は暴れているので裏表が解りづらい花材でした。花付きや枝をよく見て綺麗に見える方を正面としています。

生けた配置イラストをご参照ください。

サンシュユ格花生け方手順 サンシュユ生花の生け方手順
余った枝で生けたのでちょうど良い枝が揃わずバランス重視で生けました。 1,軸となる【真】を初めに決めます
2,生ける本数も決めてしまいましょう
1,花や枝の裏表の見極め
2,枝の剪定
3,曲げ矯めでクセを取る
剣山で生ける場合、真から生けた方が生けやすいと思いますが順番や配列は自然の枝ぶりに合わせご自身の組やすいように。
組む枝の太さや本数でコミ(花留)を作る
今回は軸となる【真】と【体】が太いので枝を丸ごと折り造りました。
今回は真から体、留と生け添えと受をありました
真⇒体⇒留⇒添え⇒受 で仮止め
真と体、留を除いて小枝なので中々、決まりませんでした。 全体にバランスよく形が決まったら剣山に本止めします。
ポイント:役枝に合わせた花留めがポイントです。
コミで格花を生ける場合、枝の切り口は花瓶(寸胴)の壁面に沿うように傾ける方向と逆を斜めにカットします。
役枝の太さバランスも重要です。太い役枝と小枝ではなかなか留らず枝が遊んでしまいます。
枝ぶりの調整
サンシュユはかなり余分な枝もあります。役枝を決める段階で一度おおまかに枝を落としますが組終えたら最終段階で剪定します。生け花の生花は余白も大切ですね。
上部イラスト参照
最終的に中くらいの枝で五本の枝を抑えてみました。
矯め(タメ)曲げの最終チェック
バランスをみてジワジワ調整します。枝先なども最終段階で調整すると方向性もうまくいきますよ。
山茱萸の格花と生花のポイント

山茱萸の格花と生花のまとめ

予定では格花、生花どちらかを一作品作る予定でしたが太い枝が余い、山茱萸の花芽もあり格花を生けました。枝選びが大切です。下記は山茱萸の小枝で小さな一輪挿しに生けた画像です。可愛い作品となりました。

使用花材:山茱萸(サンシュユ)、白木の寸胴(花瓶)、アンティーク青磁水盤、手作り一輪挿し(大人の焼き物)

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本記事は山茱萸サンシュユ生け花-格花についての記事です。

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