ユリの切り花を生けます。生け方は自由に多種多様です楽しめて百合さんに負担をかけない生け方をご紹介していきましょう。メリーPoPoが約500日オリエンタルユリと生活して家族のようなユリたちです。
カサブランカは横向きに咲き花くびも長いのでバランスが取りにくいことがあります。上向きのオリエンタルユリを中央に添えてあげるとこんもりバランスがとれます。
- カサブランカ3本
- 白いシベリア3本(上向き)
ちなみに大きな花瓶へ生けています。
高さ35~40cm
幅10~15cm
投げこみで生けてます。
- 上向きのオリエンタルユリを先にセンターに添えます
- 横広がりのカサブランカをやや短めに周りを囲むように生けます
生けこみ注意
ユリの花びらが開くとデリケートなので擦れただけで花びらが落ちたりしますから咲いているユリは優しく生けてください。
ユリの切り花のボリュームにあわせましょう。花瓶があまり高さがあり長いとユリさんが窮屈になります。花の大きさや咲き方にもよります。
ユリの切り花を生ける準備
ユリの生ける器やツール
- 花瓶
- 剣山
- 給水スポンジ(オアシスなど)
- フローリストナイフや園芸用ハサミ
- 延命剤
- ピンセント(花粉取り)
- 場合によっては花止め(セロテープもあり)
オリエンタルユリの切り花はとてもボリュームがある切り花です。花瓶で楽しみたい場合は最低3種類の花瓶を用意しましょう。
- フラワーフード(延命剤)の使用
- 最低・大・中・小の花瓶を用意
- ユリ切り花の状態をみて切り戻す
- 葉っぱもバランスをみて余分な葉は落とします
1、上手に生けて延命剤を使用すると1週間から十日は日持ちが違います。
2,オリエンタルユリはボリュームがあるので最初は大型の花瓶、バランスをみて徐々に短くし中型花瓶からテーブルフラワー用の丸花瓶や一輪さしに移してください。
3,切り花を放置しておくと最後の蕾まで咲かない事がありますからユリ花の状態をみて水切りしてあげましょう。
*環境にもよりますが3日に一度の切り戻しがベスト
4,葉っぱが多いと水分が蒸発して蕾が咲かなかったり水さがりをおこし花びらのフチが茶色になったりします。
*特に葉っぱが薄いきゃしゃな葉のユリ切り花は注意してあげましょう
葉に厚みがあり観葉植物なみのユリ切り花は丈夫な百合です。
メリーPoPoおすすめのフラワーフード延命剤はクリザールLilium&Alstroemeria、キープフラワーです。ユリ農家さんも推奨されています。
フローラルフォーム(オアシス)を土台に白とピンクのユリを生けた状態です。気軽に感覚的に生けれるので楽しめますよ。
花瓶や花器に給水スポンジを利用する場合にはオアシス(フローラルフォーム)を始めとした給水スポンジにも種類がありますが良質なフラワー用、給水スポンジがよろしいですね。
生け花風に和風スタイルに生ける場合は花器と剣山や花止めなどが必要です。
大きい花瓶への生け方
お正月に大きな花瓶や本数により中くらいの花瓶などに生けました。
4種の花瓶
花瓶の高さ:30cm/35cm/40cm
幅直径:7cm/10cm/14cm
ユリの切り花は品種や産地、生産者さんの造りにより茎の長さや太さ、花くびの長さ開き方もそれぞれです。バランスをみてユリの長さや花瓶を選択してください。
POINT1
一番花(最初に咲くつぼみ)の花首から10cm下が花瓶の口くらいですが花付きや花瓶にあわせます。
POINT2
茎の切り戻しは3日に一度3cmと考え余裕を持たせましょう。
POINT3
フラワーフードを使用しない場合はなるべく涼しいところに置いて毎日水かえしてあげましょう。切り戻しも大切です。
花瓶が倒れそう?
オリエンタルユリやカサブランカの花が咲くと頭が重くなります。大きく重めの花瓶を用意してあげましょう。上記のサイズを目安にしてください。
初心者や忙しくて毎日水かえできない方、透明なガラス花瓶がおすすめです。水切れしないように見える花器がよろしいでしょう。
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