八重ユリの切り花が最後まで咲かない…花びらが茶色になるなんて事ありませんか？綺麗に咲いてた八重ユリの切り花、花びらのふちが茶色くなって可哀そう…
要因は水下がりが考えられます。対処法は茶色くなった花びらを取り除き余分な葉を落として茎を短めに切り戻します。フラワーフードの使用も効果的ですね。
対処や予防法
- 茶色くなった花びらを取り除く
- 余分な葉っぱを落とす
- 茎を短くする
- 乾燥に注意する(冷暖房の風)
- フラワーフードの使用
それでは解説していきましょう。
八重咲きのユリやローズリリーには水下がりがしやすい品種があります。主に小ぶりで茎が細く花首が長い八重ユリや花にみられます。八重ユリの水を吸い上げる力が弱まったためです。オリエンタルユリの種類にもよります。
特に多輪咲きの八重咲きユリやローズリリーに多い。
八重ユリ切りの花対処法
八重ユリの茶色くなった花びらを放置しておくと茶っぽいのが広がる場合があります。見た目も綺麗ではありませんから取り除いてあげましょう。見た目の美しさを考慮して花びらを取ってあげてくださいね。
主に外花弁(ガク)より内花弁(花びら)の外側が茶色くなる事が多いので状態をみて一枚一枚を丁寧に取り除いてあげます。画像右が花びらを取り除いた状態です。スッキリ綺麗になりました。
余分な下葉も落としてあげてください。葉っぱからの水分蒸発を防ぐためです。茎を短くしますが斜め30度くらいが理想です。茎の導管幅を広めにとることで水あげが促進されます。お勧めはフローリストナイフかカッターを使います。八重ユリの導管をつぶさない切り方です。
八重ユリ切り花が茶色くならないための予防法３つ
八重咲きのユリの花が茶色くならない為にはポイントは３つです。
- 八重ユリの状態をみてこまめなお手入れ
- ユリ切花専用のフラワーフードを使う
- 信頼できるお店や生産者から購入するか品種を選ぶ
それでは一つひとつ解説していきましょう。
八重咲きユリはオリエンルリリーのなかでも繊細な花が多い
特に小ぶりな八重咲きユリに多いので常に気にかけてあげてください。最初は綺麗に咲いていたのに放置しておくといつの間にか花びらのフチが茶色に…
- 最低でも３日に一度は茎を切り戻す
- 茎が細い八重は下葉をなるべく落とす
- 最低限の長さに短めにする
- 冷暖房の風に注意します
ユリ切花専用のフラワーフードは効果的です
ユリ花の色や大きさにこだわりたい方はキープ・フラワーがお勧めです。ユリ花の色や葉ッパも綺麗に鑑賞したい方はクリザールLilium＆Alstroemeriaが優れています。
- 花の色や大きさに効果的なキープフラワー
- ゆり花の色や葉に効果的なクリザール
以上はメリーPoPoが実際にオリエンタルユリで検証しています。また、こだわりのある生産者さんは出荷前に前処理剤として上記のフラワーフードを使い分けています。
八重咲きユリは品種や品質にとても左右されます
八重咲きのユリは品種によっても異なります。
丈夫で綺麗な八重咲きユリ
比較的に繊細な八重咲きユリ
繊細ながら香りがとても良い八重ユリ
八重咲きユリが最後まで咲かないのはなぜ？
生産者さんに聞いてみた
ゆりマニア
八重咲きのユリが最後のつぼみ(頂花)まで咲かないことがありますがどうしてでしょうか？
育成段階でつぼみの輪数が多いか…つぼみが成長してない可能性が高いですね。
ゆりマニア
そういわれてみると６輪の八重咲きユリやトップの蕾が小さいユリが咲かない事が多いですね。
昔は八重咲きのクレームが多いことがありました。試行錯誤した結果、八重咲きの育成段階で蕾の輪数を抑える芽摘みという作業をするのですが、八重ユリの場合は２輪～４輪がベストで最後まで咲きます。
八重咲きのユリはこだわりの生産者さんやショップから購入しましょう。ポイントは品種と輪数です。八重咲きのユリのベスト輪数は2輪から４輪咲き
比較的に丈夫な八重咲き品種を選ぶ
オリエンタルユリ切り花の手入れをまとめた記事です
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