旭葉蘭四十五枚を生けてみました。画像や図解で解説します。寸胴に生けていきます。この度、使用の花材は白木の寸胴花瓶に旭葉蘭五十枚を用意しました。寸胴の「落とし」が深いため5センチほどフローラルフォームで底上げしてあります。又木(マタギ)は木密(コミ)ともいわれ流派により呼び方が異なります。今回は葉蘭の数生けで足が太くなりますから、又木を折りマタギにしました。
葉蘭45枚生け使用花材:旭葉蘭50枚、生産産地(館山はなひろえん)、白木寸胴、丸剣山、木密(山茱萸)前回使用の残り
旭葉蘭-45枚生け方
旭葉蘭45枚生けの準備
旭葉蘭45枚数生けの仕上がり状態をイメージし寸胴の落としが深すぎるためにフローラルフォームで底上げします。今回は「落とし」が15センチと深いので5センチの底上げをしました。
生け花もそうですが物づくりは土台がかんじんですね。
*フローラルフォームは自然に吸水させないと中まで浸透しません。
画像左は約15センチの銅落としです。右は落としにフローラルフォームを入れ丸い剣山を入れた状態です。
又木は半折れで落としにセッティングしました。葉蘭の数生けなのである程度、45本の葉蘭を指でにぎり束ねる太さをイメージしてあります。葉蘭45枚はかなり太いです。
葉蘭の数生け本勝手45枚イラスト図解と画像で解説
更新が遅くなりましたが旭葉蘭の数生け45枚の手順を解説します。数生けの場合は先に葉蘭の茎束の太さを想定のし木密(コミ)を作ります。
- 右葉や左葉の仕分け
- 葉蘭のクセ直しとタメ
- イメージの葉の調整(幅や丈の長さ)
- 真(天)を決めてバランスを想定
- 仮止めで生ける
正面と上から見た画像
葉蘭45枚数生け生け方のポイント
葉蘭45枚となると葉の選び方や幅や長さがメリハリをつける上で大切になってきます。各セクションごとに右葉や左葉を選びイメージした形や長さを大まかに調整していきます。
今回の葉蘭数生け四十五枚は各セクション奇数であらかじめ分けて葉の大きさや長さタメ(曲げ)などを調整しています。なかなか思ったところで決まらないので各セクションの軸となる枚数を小分け束ねてあげると生けやすいです。
今回は五行をセクションに五つを想定してあります。五行とは・火・木・水・金・土で生け花や華道では五行型などと言われています。
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