アボカドの種の取り方は簡単です。上下の見分け方や水耕栽培について解説していきましょう。この記事で解ることはアボカドの種の取り方と上下の見分け方、そして水耕栽培のポイントを説明していきましょう。簡単なので誰でもアボカドの発根は可能です。
アボカドの種の取り方
アボカドの実を半分に切って割った画像です。アボカドの実も種も下の方がややふっくらしているのが分かります。
種は簡単に取れます
ナイフやカッターで実を半分に種を傷つけないように開きます。そうすると画像のように種が現れますからスプーンや指でポッコリ簡単に取れます。
アボカドの種は脂分が付いてますからしっかりと洗剤で洗い流します。脂や実のカスが残っているとカビが生える要因になり、発芽してから葉が枯れたりする場合があるので注意が必要です。
また、できれば茶色い薄皮を剥がした方が発芽や発根にも影響がでません。薄皮を剥いて発芽しやすい環境を整えてあげましょう。
アボカドの種の上下
アボカドの種の上下イラストとテキスト
イラストではアボカドの上下を描いています。上部の方がややふっくら尖っているのが解ると想います。下のほうから根がでてきますよ。
種の上下の見分け方
アボカドの種はやや細くて尖った方が上です。根は下から生えますからイラストや上記の画像のように下は幾ぶん平ら気味になっています。
しかし、アボカドの種類によっては解りずらい品種もあります。
アボカドの種から水耕栽培
イラストではアボカドをコップやガラスの器に水をはり、三方から爪楊枝を挿して根が出ているイメージイラスト画像です。
種からの水耕栽培-手順
- 種の脂を洗剤で洗い落とします
- 種の薄皮を剥がします
- コップや器に固定できるよう三方向から爪楊枝で固定します
- 水は腐らないように毎日、換えましょう。
種の脂を洗剤で洗い落とします
アボカドの種は実の脂が付いているので洗剤で洗います。カビ発生の原因にもなりますから綺麗にしましょう。
また、葉枯れの要因にもなります。
種の薄皮を剥がす
洗った後に乾かして下の方から綺麗に剥がします。種の下から指で摘まみ簡単に剥がせます。
この薄皮を剥がすことでカビ発生のリスクを減らしましょう。
コップや器に固定できるよう爪楊枝を三方から挿します
種の上下を間違えないように爪楊枝を挿して固定してください。
コツはやや上から斜め下へ突き刺し、種の下部、1/5程に水が触れるようなイメージですね。
水は毎日取り換えてください
または、フラワーフードやハイポネックスを薄めて使っても宜しいでしょう。
水が腐っては良い植物は育ちません。夏場は特にこまめな水替えが必要です。
水耕栽培だけでひょろひょろした木になります
アボカドの水耕栽培が流行っていますが、ひょろひょろした木に育ちます。好みもありますが、根が伸びたら早々に土に植えてあげた方が丈夫な木に育つでしょう。
- 土に植えるタイミング
- なるべく早めが良い
- どうしても水耕栽培が良い場合
土に植えるタイミング
土に植えるタイミングは水耕栽培を始め、根がある程度のびて種の上部が割れてきます。そこから発芽して伸びるのでこのタイミングが宜しいでしょう。
なるべく早めが良い
土に植えるなら、なるべく早い方が良いです。水耕栽培で育ったアボカドの根と土で育ったアボカドの根は質が違うからです。
また、根が成長しきらない内に土に慣らすことで元気に育つでしょう。
どうしても水耕栽培が良い
どうしても水耕栽培が衛生的で良いという方もいらっしゃるでしょう。
例えばキッチンなどに置く場合とか、テーブル観葉に仕上げたい場合にはハイドロボールという物があります。
水耕栽培とハイドロボール
ハイドロボールとは、レンガ素材で多孔質な水耕栽培用のボールです。ちょうど赤玉をレンガ色にして硬くしたような素材なので土よりも衛生的でしょう。
また、ハイドロボールでの水耕栽培は多孔質な穴に酸素が通るために、水だけの水耕栽培より丈夫な樹木に育つでしょう。
ハイドロボールのメリット
ハイドロボールの水耕栽培メリットは衛生的で根の発育も楽しめます。また、アボカドの根は水と一緒に酸素を吸収し好きなため、本来は水はけの良い団粒の土を好みます。
なので、水耕栽培でのハイドロボールが適しているのです。
しかし、ハイドロボールの容器は鉢ではありません。ガラス花瓶や陶器の器などで大丈夫ですが最初はガラス容器などで水加減が見えるものがおすすめです。
アボカドに合った水加減が必要です。
根腐れの心配な方は「マグファンプK」という根腐れ防止剤を使用します。
ハイドロボールのデメリット
水耕栽培でハイドロボールがデメリットに思うところは植物により水加減があるという事。
しかし、アボカドの場合は水の好きな植物なのでそれほど気にしなくてよろしいでしょう。
ですが、陶器の器や中が見えない入れ物では水切れに注意する必要があります。
水切れを防止するうえで役立つのが水量計です。水量計のメモリを観れば一目で確認ができます。
アボカドの水耕栽培でも芽や枝を増やしましょう
アボカドの水耕栽培でもボリュームがあると「ひょろひょろ」ならずにかっこう良く育ちますよね。
ポイントは20cm~30cm、または葉芽が三節できたら芽摘み(摘芯)してあげると脇枝が増えてスタイル良くなりますよ。
そのまま放って置くと「ヒョロヒョロ」とした一本で真っすぐな木にそのまま伸びるだけです。
アボカドを種から育てて感じたことは、木になる楽しみがある事
また、観葉植物としての葉の美しさでしょう。できる事なら葉っぱも綺麗にし樹形も好みに変えて育ててみたいですよね。
盆栽的な樹形づくりも出来そうです。
私は今回、種から鉢植えで仕上げていますが植えこんだ鉢が大きすぎたため5号鉢に植え替えました。
30cmに育つ前に摘芯や脇枝の増やし方について知ったので面白そうです。針金や銅線を使えば、幹が育つ前に真っすぐなアボカドの木を大きく樹形を変えれそうです。
関連記事でも記載が有りますが、樹形を整えたり剪定をするのは水耕栽培でも変わりはありません。
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本記事はアボカドの種-取り方と上下の見分け方や水耕栽培のポイントについてまとめた記事です。
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