生け花の基本ともいわれる葉蘭の3枚を生けてみました。とてもシンプルで単純なのですが奥の深さを感じさせられる葉蘭ですね。生け花の世界では格花や生花ともいわれています。
生け花の流派によっては呼び方や生け方もそれぞれのようですね。
葉蘭の3枚生けは・真(天)・体(人)・留(地)のシンプルな構成から二等辺三角形がバランスが良いとされています。
花材:青葉蘭 大 (真1枚) 旭葉蘭 中 (体1枚) 小(留1枚) はなひろえん、花器:茶器、剣山 延命剤:クリザール
葉蘭3枚生け方
天地人の三才型を葉蘭で表現
三才型とは生け花で小宇宙を形成する考え方で・天・地・人を3枚の葉蘭で表現しています。人は天と地と仲良く順応すべきとの古くからの考え方のようです。農業は正に三才型から成り立っているようですね。教わりました。
自然には逆らえないということでしょう。葉蘭をはじめ3本の草木または花で表現する場合は天(真)地(留)人(体)で創ります。
「人は天と向き合い地が支える」ということでしょうか...コロナ渦のなかヒントが隠されているような気がしてならない。土が救世主かも?
葉の構成から逆勝手(左勝手)として生けます。真の青葉蘭が右葉なので幅の広い右を正面から魅せるためです。
剣山を使用することでしっかりと固定できますね。葉蘭には左葉(向かって左が広い葉)と右葉(向かって右が広い葉)があります。
- 左葉:旭葉蘭(体)
- 右葉:青葉蘭(真)旭葉蘭(留)
天地人の真留体を表した3D図解ですが葉っぱが芋みたいになっちゃいました(#^^#)ご愛敬
3本の葉蘭がシンプルですがゴマカしの効かない基本中の基本と認識するしだいです。簡単そうで奥の深さを感じさせられた生け方です。
葉蘭の状態でもバリエーションが広がる生け方でしょう。格花や生花の一本足で足元を締めるお稽古には最適に感じました。
たった三本の葉蘭を活ける三才型をキメるには葉蘭の葉っぱ選びが特に重要な感じがしました。タメ(曲げる事または伸ばす事)や葉先の表現、巻きなど葉をカットしてもバリエーションが広がりますね。
心の想いが現れるようにも感じます。
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