【ユリの植え替え春】正月に咲き終えたシベリアの鉢植え、茎が程よくミイラ化したので球根から茎を分離していきます。前回は開花後しばらく寒かったのでようすを見ながら茎をそのまま移植して球根に育ていました。
百合の球根は花を咲かせるために養分を使い、小さく萎みます。その為、花後は花首からカットしてあげて茎と葉を残して育てます。葉や茎から光合成をし球根に栄養を与えましょう。
前回の関連記事です。ユリの植え替え時期-冬でも大丈夫?【2-2023】
この記事を書いた人 | 百合コレクターメリーPoPo |
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ユリの切り花と暮らして三年が経過しました。オリエンタルユリの品種はまだ、100種には至りません。園芸でユリを育てるのは一年目です。自然な環境やオーガニックな生活への憧れもある。昨年末よりシマミミズ君と生活を共にしています。ユリとミミズコンポストを研究中です。 | |
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【ユリ 植替え 春】シベリアの鉢植え
今回の百合の植え替えはオーガニック使用です。化学薬品や農薬、化成肥料を使っていません。
ユリの植替え春 | シベリアの鉢植え使用材料 |
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シベリア球根 | 土佐は高知の「りぐる」 |
四国の黒土(コーヒーバイオ入り) | 土佐は高知の「りぐる使用」 |
ミミズコンポストの肥料(土) | シマミミズ数匹(元気) |
ヤシ殻の培養土 | ふくらむ培養土 |
マルチング敷き藁 | 無農薬の藁 |
備考 | 土の感想は先月のリセット時にブレンド した土は良い菌が活躍してそうな土の感触 ミミズコンポストの土を混ぜてある。シマ ミミズ君も数匹紛れ込み元気にしています。 |
本日は暖かかったので思い立つように夏に向け球根とミイラ化した百合の茎を分離することにいたりました。夏が楽しみです。
それでは【ユリ 植替え 春】球根と茎を分離した解説を含めて手順から案内していきましょう。
【ユリ 植替え 春】球根と茎の分離
ユリの球根と茎の分離は鉢の水が切れてカラカラの状態が行いやすいです。上記画像のように下根を切らないように注意して掘り返しましょう。
球根と茎-分離の時期
一般的に百合の球根の植替えは花後の7月以降秋とありますが、早すぎます。ユリの球根は花を咲かせるために養分を使い萎んでいます。
萎んだ球根は葉っぱの光合成で栄養を吸収して太ります。それなので葉や茎が完全に枯れるまで待ちます。春に向けて暖かい日に球根の茎を分離してあげましょう。
一年目は分離しないでそのままでも良いらしい。が土のリセットを込めて植替えと分離を行っています。
球根と茎-分離の手順
- Step1葉や茎の黄化(ミイラ化)を待つ
上記でも伝えた通り百合は花が終り葉や茎から使い果たした養分を光合成によって球根へ贈り再び太ります。
茎が茶色くなりミイラ化するまで待ちます。この頃には球根が栄養を蓄えています。
しかし、今回は正月に開花したシベリア百合なので花芽は付かない可能性があります。検証のため、球根を育てるために行っています。
- Step2土を掘り起こす
土を掘り起こしますが注意点は優しく球根の下根を切らないように取り出しましょう。
せっかく伸びた球根の下の根が切れてしまうとユリの成長が阻害されます。球根上部の上根は不要なので構いませんが下根が大切です。
- Step3球根と茎の接点から分離します
球根を両手で包むようにして持ち、親指で茎を倒すように折ると球根の中央部から綺麗に折れ取れます。
無茶をすると球根の鱗片がバラけてしまいます。ユリ栽培者や園芸家の話によると球根上部から茎を鋏で切っても良いとの事、ただし、器具の消毒が必要です。百合の球根はウィルス病に感染しやすくその為に器具(鋏)を使わず指で折取りました。
- Step4下根を充分広げて植え込みます
百合の根を広げてあげると伸び伸びと根を張り安定する。
- Step5土をかぶせ乾燥しないよう藁でマルチングして完了
百合は成長で乾燥を嫌います。土がなるべく乾かないように敷き藁を敷いてあげましょう。病害虫の予防にもなります。
上根と球根上部から切り離す
球根分離まえの説明画像
カットポイント(赤いライン)
鱗片がバラけないように手で取るのが理想
球根から分離後の上根と茎
分離後の画像です
綺麗に取れましたがもう少し乾燥させてからの方が取れやすい
上記の画像のように百合を掘り起こすと上根(球根上部)と下根(球根下部)があります。
上根の付根(赤いライン)から分離します。
無理に行うと球根の回り鱗片が剥がれてしまうので、球根を両手で包み込むように持ち親指で押すように分離します。
右の画像が分離後の茎と上根の画像です。綺麗に分離してくれました。
球根(分離した)と新芽
分離した球根の中心部に新芽がでています
これから春や夏が楽しみです。
分離した茎と上根です
分離切り離し後の根っこや茎です。
腐った鱗片や余分な古い根を取り深植えします
鱗片と球根の画像
腐った鱗片を取り除き綺麗にした状態です。
シベリアの球根を深植えした状態
分離した球根2球を並べた画像です。
約10cm~15cmの間隔です
間隔が広いほど百合は大きく育つみたい。
ユリの球根を深植えして土をかぶせ敷き藁マルチングの状態です
土の感触がとても良いミミズも元気です
ミミズコンポストからのヤシ殻とオーガニックな土が良く混ざり合っていました。良い菌が繁殖してそうです。ミミちゃんありがとう。
敷き藁マルチングで完了
土が乾燥しないように敷き藁でマルチングを終えたようすです。春から夏が楽しみです。
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本記事は【ユリ植え替え 春】球根と茎の分離シベリアの鉢植えミミズコンポストの土について記載した記事です。
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