ネコヤナギって丈夫で長持ちしますね。今回は水盤を使って生けなおしてみました。花材はピンクの猫柳にアルストロメリアが主役で根締めにコデマリの葉を使っています。
四角の水盤に剣山は二つ用意してあります。猫柳のピンクにアルストロメリア白のコントラストが爽やかなイメージを与えていますね。根本に緑が入ると生け花も引き立ちます。
使用花材:猫柳ピンク5本、アルストロメリア5本、根締め:コデマリ、花器:足つき四角水盤アンティーク
ネコヤナギの生け方
今回は前回に生けたネコヤナギを生けなおしています。柳の枝のしなやかな曲線を活かして五行風をイメージ、根締めコデマリの葉も良いものですね。花もちの良いアルストロメリアも主役です。
剣山を使うとしっかり安定するので生けやすいですね。ネコヤナギもしなやかにタメ(曲げ)が効いてくてれます。
ネコヤナギ生け方のPOINT
- ネコヤナギの枝の表裏を見極める
- 真(軸)となる枝の長さや方向を決める
- 体を真のタメに合わせて曲げる
- 流しや留の長さタメの調整
- 後添えで奥行きを出します
なるべく一本に見えるよう足元を締めます。今回はコデマリの葉を使い根締めとしました。緑が入ると映えますね。アルストロメリアも花向きを見極めて生けます。裏表(陰陽)がよく見ると解ります太陽に向かい花が咲く。
ネコヤナギの陰陽(裏表)
猫柳や枝ものはなかなか表裏がわかりづらいですね。よーくみると花芽や蕾が陽(表)に向かい沢山ついていたり花が咲いています。枝が持ち上がっているのも特徴的です。
ネコヤナギのタメ(曲げ)
ネコヤナギはタメが利きますが戻りもあるため少し多めに曲げてももどります。枝の皮が裂けない程度にジワジワ数か所を曲げていきます。少しづつですよ。
ネコヤナギのさし方
生け花では一般的に枝ものは倒す方向の逆側ななめにカットして垂直に刺してから倒しますが猫柳は反発力があるため最初から方向を決めてさした方が決めやすいですね。
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本記事はネコヤナギ生け方とアルストロメリア根締めにコデマリ葉についての記事です。
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